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出入国管理局は、いかなる形の権力乱用および暴力行為についても妥協しない姿勢を改めて示している。
これは、今年2月1日にペラ州ビドール一時移民収容所(DISB)からロヒンギャ族収容者が逃走した件について、職員による不正行為や身体的虐待が確認されたことによるもの。出入国管理局のザカリア・シャアバン局長は、国際基準である「国連被拘禁者処遇最低基準(ネルソン・マンデラ・ルール)」および「赤十字国際委員会(ICRC)- 拘留における医療」に準拠して、収容所の管理を行っていると説明。その上で、「移民規則(移民収容所の行政および管理)2003」および「移民局長の移民収容所の管理に関する指示書」が存在しているという。
しかし執行機関監察委員会(EAIC)は、職員による虐待等を認定。同局長は10月16日、「調査結果を重く受け止めている」と述べた。
EAICの調査によると、暴力および虐待行為は2020年から2021年にかけてランカウイのケム・ワワサンで行われ、その後、ビドールを含む各収容所に収容者が移送された後も続いていたという。ビドール収容所では、ランカウイから転任した職員2人を含む複数の移民局員が、収容者に対し過度な暴力を行い、身体的および精神的に被害を与えていたことが明らかになっている。