GISBに監禁の子供ら、専門施設でリハビリへ

GISBホールディングスに関連する424人の子どもたちは、現在、セランゴール州政府のタスクフォースによるリハビリプログラムを受けており、彼らの発育状況と現状を定期的に評価される見込みだ。

この424人の子どもたちは、同社が運営する施設での虐待や宗教的逸脱行為を受けた疑いがあるため、保護・リハビリプログラムに参加している。今年9月の「Ops Global」という大規模な警察作戦により、マレーシア全土でGISBに関連する施設が捜索され、400人以上の子どもたちが救出された。救出された子どもたちには性的虐待や身体的虐待の疑いがあり、特に深刻なケースでは、リハビリプログラムの一環として専門的なケアが提供されている 。

GISBは過去にも、禁止されている宗教団体「アル・アルカム」との関係が取り沙汰されており、同社の運営する施設での逸脱的な教義の教授が懸念されている。このため、複数の州ではGISBに関する調査が進められており、関係者が逮捕・勾留されている。

セランゴール州女性開発および社会福祉委員会のアンファール・サアリ委員長は、「深刻な問題やトラウマを抱えていると判断された場合、別のリハビリプログラムに移行させる」と述べている。

「深刻なケースに分類された子どもたちは、軽度や中度のケースとは異なるリハビリカテゴリーに振り分けられる予定であり、その状況は随時評価している」と説明している。現在、このリハビリプログラムは順調に進んでおり、すべての政府機関がそれぞれの役割に基づいて支援を提供しているという。

さらに、このリハビリプログラムは「教育」「福祉」「メンタルヘルス」「法的支援」の4つの側面で構成されていると付け加えた。