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ダイム・ザイヌディン元財務相が11月13日、86歳で死去した。同氏はマハティール元首相の下で二度にわたり財務相を歴任、マレーシアの経済改革を主導し、リセッションやアジア通貨危機を乗り越える上で重要な役割を果たした。ザイヌディン氏の死去は、マレーシアの政治・経済界にとって大きな損失となる。
死因は明らかにされていないが、前月からペタリンジャヤのアスンタ病院に入院していたことがわかっている。すでに遺体はクアラルンプールのブキ・キアラ・ムスリム墓地に埋葬された。
ザイヌディン氏は、1984年から1991年、1999年から2001年にかけて財務相を務め、マハティール元首相の「現代的な工業国家への転換」というビジョンを実現するための中心的な存在であった。同氏の指導の下、外資の導入と経済成長が促進され、特に1989年には経済成長率が9.06%に達する成果を上げた。また、国有企業の民営化や投資家に優しい政策を推進したことでも知られている。
同氏の死去を受け、アンワル・イブラヒム首相も哀悼の意を表した。アンワル首相は、ペルーのリマに到着した際にこの訃報を受け取り、X(旧Twitter)に「ダイム・ザイヌディン氏の訃報をリマ到着時に知った。ご家族に心からお悔やみを申し上げる」と投稿した。
アンワル首相は、政府としてもダイム氏の功績と国への貢献を評価しており、特に財務相としての役割を強調している。(Photo by Thegreatrebellion/CC BY-SA 4.0)