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マレーシアは2026年の観光キャンペーン「ビジット・マレーシア2026(VM2026)」に向けて、自然、都市、文化、食といった多彩な魅力を活かした準備を進めている。
業界関係者も観光客の増加に備え意欲を見せる中で、課題となっているのが無許可の観光サービスによるトラブルだ。
マレーシア旅行業協会(MATTA)のナイジェル・ウォン会長は、こうした違法業者の排除を急ぐべきだと強調し、「2026年を待つのではなく、今すぐにでも取り締まりを強化すべき」と訴える。
また、マレーシア空港公社は、格安のツアーを装った詐欺への注意を呼びかけている。
被害者は空港で予約が無効であることに気づくケースが多く、観光芸術文化省の公式サイトで事前に旅行代理店の正当性を確認することが推奨されている。
マレーシア観光連盟のタン・コック・リアン会長は、無許可業者と質の低いサービスがマレーシアの観光イメージを損なうとし、強い法的対策が必要だと述べた。
現在は地方の魅力を生かしたテーマ型旅行の開発も進めており、ペルリス州のハルマニス・マンゴー農園やサバ州タワウのカカオ農園などが新たな観光資源として注目されている。
さらに、マレーシア予算&ビジネスホテル協会のスリ・ガネシュ・ミシェル会長は、短期宿泊施設など無認可サービスの放置は、VM2026の努力を台無しにしかねないと警告。
「観光客の信頼を損なうような体験は、たった一度でも全体の成功を危うくする」と語った。