国立動物園の寄付金　これまでに１１６０万リンギ-2021/03/24

スランゴール州にある国立動物園（ズー・ヌガラ）は３月23日、昨年４月からの寄付金キャンペーンで約１１６０万リンギが集まったことを明らかにした。
国立動物園は新型コロナウィルスの感染拡大で活動制限令（ＭＣＯ）が昨年３月に発令されて以降、ほとんどの時期に休業を余儀なくされた。運営費の多くを来園費で賄っていたが、収入を絶たれて予備を使いながら園内にいるパンダ３頭を含む３７４９の動物の飼育せざるを得なかった。動物の飼育や医療費用のみで月間１２０万～１４０万リンギがかかっているという。
このため、園側は昨年４月から寄付金キャンペーンを実施。ラフマット副園長によると、寄付金が最も多かったのは、水・土地・天然資源省からの１３０万リンギ。数千人の個人がオンラインを通じて寄付したうえ、企業の社会的責任の一環やブランドの認知度向上のために寄付する企業も多数あった。
現在は開園しているが、寄付金キャンペーンなども続けている。