2020年の自動車盗難最多のブランドはプロトン-2021/04/14
2021.04.14 Uncategorized自動車盗難防止対策協議会(VTREC)はこのほど、2020年の自動車盗難の最多はプロトン社製自動車だったことを明らかにした。二輪車を含む盗難台数は全国で7400台にとどまり、前年比37%減だった。
盗難台数の内訳は二輪車が3993台、自家用車が2981台、商用車が426台。
自家用車で盗難トップとなったのはプロトン社製「ウィラ」の353台。2009年に製造が停止されているが、いまだに町中を走る。
次に同社製「イズワラ」が273台。こちらも90年代に製造停止となった。3位はトヨタ社製「ハイラックス」の209台で、盗難後に国外に転売されるという。
4位以降はプロドゥア社製「マイヴィ」131台、プロドゥア社製「カンチル」114台、プロトン社製「サガ」110台、プロトン社製「ワジャ」104台などとなった。
盗まれた自家用車のなかでプロトン社製のみで合計台数の約3分の1を占める。盗まれたプロトン社製の多くはすでに製造されていない自動車で、市場には部品が出回っていないことから盗んで分解されるなどして部品が転売されていると見られている。
なお、「ウィラ」は少なくとも2017年から盗難自動車車種トップが続いている。1993年から2009年の間に製造され、約95万台が販売された。町中にはまだ多くが走行していることから今後も盗難の対象になると見られる。