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落ち込み幅で世界最悪「報道の自由度ランキング」-2021/04/22
落ち込み幅で世界最悪「報道の自由度ランキング」-2021/04/22
2021.04.22
政治・社会
ジャーナリストの国際的組織である国境なき記者団(RSF)はこのほど、「報道の自由度ランキング2021年版」を発表した。
調査は180の国と地域のジャーナリストに対してアンケートを行なったもので、多元主義、メディアの独立性、メディア環境と自己検閲、立法の枠組み、透明性、そしてニュースと情報の制作をサポートするインフラストラクチャの品質などについて尋ねた。
マレーシアは世界全体で119位となったが、前回順位の101位から18ランクも順位を落としている。この落ち込み幅は世界最悪となった。その理由として、「2020年3月に生まれたムヒディン政権の形成に直接関係している」と説明。「反フェイクニュース令」は廃案となったが、デマ情報への厳しい取り締まりが行われたことがメディアへの圧力となった格好だ。
世界トップはノルウェー。これに北欧各国が続いた。最下位180位はエリトリア、北朝鮮が179位だった。日本は67位となり1000年からひとつ順位を落とした。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は軒並み100位以下に甘んじている。域内ではインドネシアが最高だが113位。119位のマレーシアが2番目で以下、タイ、フィリピン、ミャンマー、カンボジア、ブルネイ、シンガポール、ラオス、ベトナムの順となっている。なお、クーデターの勃発で揺れるミャンマーは2013年からの4年間で20位も順位を上げたが、RSFは「今回の混乱でメディアの自由が10年は後退した」と分析している。
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