バドのリー選手、五輪出場に前進＝シンガポールOPの中止で-2021/05/13

世界バドミントン連盟（BWF）は5月12日、東京五輪選考会の最終戦として予定されていたシンガポール・オープン（6月1～6日予定）について新型コロナウイルスの感染影響への懸念から実施を断念、中止とする判断を下した。
これにより、東京五輪への参加選手は6月25日現在の世界ランキングにより決定されることとなった。そのため、現在男子の世界ランキング8位でマレーシアのリー･ジー･ジャ選手は、五輪初出場への道が大きく開かれた格好となっている。先に行われた全英オープンでは桃田賢斗選手を準々決勝で破るなどの活躍で優勝。マレーシア初の五輪金メダル獲得実現への夢が高まっている。
BWF主催のワールドツアーをめぐっては、今月25日開幕で30日までクアラルンプールで行われる予定だったマレーシア・オープンの延期も決まっている。五輪選考会にかかる最後の2大会の中止により、BWFはなんらかの救済措置を検討する構えをみせている。