プラサラナ前会長 職権濫用罪で逮捕-2021/05/31
2021.05.31 政治・社会汚職取締庁(MACC)はこのほど、公共交通機関運営のプラサラナ・マレーシアの前会長のタジュディン・アブドゥラ・ラーマン下院議員を職権濫用罪で逮捕した。同容疑者は24日に首都圏で発生したLRTの事故時の会長で、政府が26日に更迭していた。
詳細については明らかにされていないが、消息筋によると、同容疑者は利益相反の疑惑が浮上していた同社の業務やビジネス取引に干渉していたという。MACCは今年1月から捜査していた。
24日夜の事故の際、閣僚などが現場に駆けつけて会見を開いていたが、同容疑者は現場に急行しなかった。また、翌日の会見ではマスクをしていていなかったことなどから国民から批判を受けていた。同社は政府系企業であるため、事態を重く見た管轄の財務省は同容疑者を更迭した。