デリバリー二輪車の交通事故が多発-2021/10/13
2021.10.13 政治・社会道路交通局(RTD)は、フードなどのデリバリーの二輪車による交通事故が多発していることから10月8日から取り締まりキャンペーンを実施している。
RTDのスランゴール州支部長であるナズリ・モハマド氏によると、2019年から今年8月まで全国でデリバリーの二輪車による交通事故は451件発生。死亡者は72人、重軽傷者は379人が出ている。
同支部長は「特にスランゴール州での事故件数が多い」と指摘。8日から取り締まりを始めてから321人に違反切符を発行したという。違反内容が最も多いのは信号無視で、次に逆走。運転中の携帯電話の使用やヘルメットの未着用、中には運転免許証を持っていない運転手もおり、当局は困惑している。
デリバリー会社はドライバーに安全ベストを支給しないなど福利厚生を無視している傾向がみられ、近く何らかの措置を講じたい考えも同支部長は示した。