デジタルID 2024年に導入へ=内相-2021/10/22
2021.10.22 政治・社会ハムザ・ザイヌディン内相は10月20日、指紋や顔などの生体認証と身分証を一体化させた「デジタルID」を2024年にも導入させると述べた。
マレーシア人が現在所持している身分証「MyKad」に代わるものではなく、その補完ツールともなるデジタルIDはオンライン取引上で個人を識別する。同相は「オンライン取引で他人のなりすましを防ぐため」とも説明した。
特に政府省庁では申請審査手続きなど簡単かつ正確に行うことができ、サービス向上にも役立つとしている。
その中でも内務省の国家登記局(NRD)と国家警察は、「死亡データ統合検証システム(SPDIM)」を開発中で、マレー半島部にある690カ所の警察署で利用できるようにする。警察署に報告された死亡事例や自宅での非犯罪的な死亡事例の検証プロセスを促進するシステムで、本格的に導入されれば死亡証明書は届け出からその日にNRDが発行することができるようになるとも同相は説明した。
現在は自宅で死亡した際は警察署に届け出て、捜査を受けた後に死亡証明書が発行される仕組みだが、これが迅速に処理されるようになる。