ホームマレーシアニュース咳の音からコロナ感染を判定 AIプログラムを開発-2021/10/28
咳の音からコロナ感染を判定 AIプログラムを開発-2021/10/28

咳の音からコロナ感染を判定 AIプログラムを開発-2021/10/28

2021.10.28 政治・社会
保健省傘下の臨床研究機関(ICR)の研究者グループらが人工知能(AI)を使って咳の音から新型コロナウイルスの感染の判定ができるプログラムを開発したと発表した。早ければ来年6月にもリリースし、スマートフォン上でできるようにする。
開発はスウィンバーン工科大学サラワク校の人工知能(AI)専門家らとともに行った。
主任研究者のウィリアム・ロウ氏によると、人はそれぞれ異なる咳の音をもっており、性別、年齢、病気の種類などで違う。新型コロナウイルスは上気道感染症であるため、無症状の場合でも咳の音に変化がみられる。一般の聴覚ツールなどでの検出は難しいが、AIの一部である機械学習アルゴリズムによって区別できるのだという。
プログラムはできたものの、より多くの咳の音のサンプルが必要で、現在は2400人分の咳の音の収集を目指している。このプログラムでは90%の精度で、無症状の感染者の判定もできる。
やり方は簡単で、咳をスマートフォン上に吹き込んで音声を送信。5分から10分ほどで結果が出る。ただし、吹き込むときは静かな環境で行うことが求められる。
プログラムは無料で配信する予定。誰でも気軽に検査ができるようになるとしている。
Tweet Share
マレーシア 来年の世界保健総会の副議長に選出-2021/10/28
クダ州 ペナン州に年間1億リンギのリース代を要求-2021/10/28

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア