民間の住宅プロジェクト　78件が頓挫-2021/10/29

リーザル・ナイナ住宅・地方自治体相は10月28日、民間企業が開発していた住宅プロジェクトがこれまでに78件停止したことを明らかにした。マレー半島のみの数字で東マレーシアを含めるとさらにあるとみられる。
建設が頓挫したプロジェクトの住宅戸数は1万7605戸。このうちスランゴール州のみで32件1万855戸に達している。なかでもスラヤン地区が最多で、7件3002戸のプロジェクトが中止に追い込まれた。
同相は頓挫したプロジェクトを復活させるため、7つのプロジェクトに政府が介入。今年に入って交渉を行い、うち3件は年末までに住宅建設を完了させるという。
同相はこういった頓挫したプロジェクトの復活を目的に自らが議長となったタスクフォースを立ち上げている。また、住宅が完成し、購入者が入居しているにもかかわらず、インフラ整備がなされずに適合証明書（CCC）などを取得していないケースも多数あると同相は指摘。こういった住宅開発地区には何らかの対応を講じたい考えも示した。