PAS　政府にタリバン政権との関係強化を要請-2021/11/01

全マレーシア・イスラム党（PAS）のカイリル・ニザム青年局長は10月30日、政府に対してアフガニスタンのタリバン政権を認めて関係を強化するよう要請した。 同局長は「マレーシアはイスラムとのつながりや国際関係や外交でのこれまでの優れた実績を活かして、国際社会が現在のタリバン主導のアフガニスタンを受け入れられるようにすべきだ」と主張。中国の王毅外相がタリバン高官とすでに会談し、「一路一帯」外交に基づいて資金を投下し、先を越されているとも指摘した。 さらに、共産主義の中国がタリバン政権に手を貸せるのであれば、イスラム教徒の兄弟である我々がなぜできないのか」とも主張した。 マレーシア政府はタリバン政権をまだ認めていない。同国の近隣諸国が承認していないうえ、アフガニスタン国民がタリバン政権をどの程度受け入れているのかを見極めたい考えを政府は示している。