クダ州　日本脳炎で3人が死亡-2021/12/01

クダ州の保健・地方自治委員会のモハマド・ハヤティ委員長（州の閣僚に相当）は11月30日、10月から日本脳炎による死亡者が3人に達したことを明らかにした。蚊からうつるため、感染防止の徹底を促した。 年初からこれまでに同州での日本脳炎の感染者数は10人。2020年は8人だったことからすでに昨年を上回っている。このうち10月13日にプンダン郡で4歳児が死亡。その後も州都アロー・スター周辺のコタ・スタール郡でも大人2人が亡くなった。 これを受け、同郡では感染防止活動を展開。蚊の駆除活動が主に行われている。 同委員長は「日本脳炎はデング熱よりはるかに危険」と強調。蚊に刺されないよう改めて呼びかけた。 日本脳炎は発症すると脳炎を引き起こし、発熱、頭痛、嘔吐、震えや麻痺といった症状が現れる。特化した治療方法はなく、ワクチン接種などの予防対策が肝要。