タイピンに電気バスを来年導入 JICAが協力-2021/12/14
2021.12.14 政治・社会ペラ州タイピン市に来年始めにも電気バスが導入される。同州の保健・科学・環境・緑化技術委員会のモハマド・アクマル委員長(州の閣僚に相当)が12月13日に州議会で明らかにした。
電気バスは国際協力機構(JICA)を通じて寄贈されるもので、中型バス。複数の日系企業も協力しているとも同委員長は述べた。現在、「最終段階にある」とも説明し、近く正式に発表されるもようだ。電気バスは同市が運営する。
JICAは2015年にタイピンでの電気バスの開発や普及に関する調査内容を発表している。
ルートはタイピン・レイク・ガーデンを中心に「ヘリテージ・トレイル」とも呼ばれる観光地40カ所を周遊する。すでにバス停や充電施設の設置は完了しているとも同委員長は説明した。
また、トゥルック・インタン市でも電気自動車(EV)を促進するため、今後充電設備を設置する予定。場所は特定されており、民間企業と共同で進める。州都イポーでも充電施設を拡充させたい考えも同委員長は示した。