サバ州のアフリカ豚熱 8郡で流行-2021/04/26
2021.04.26 政治・社会サバ州のジェフリー・キティガン州副首相兼農漁業相は4月24日、州内8郡にアフリカ豚熱(ASF)の流行宣言を発令したと発表した。2月下旬にウィルスが養豚場の豚の死骸から発見されて以降、拡大の一途を辿る。
流行宣言の対象となったのは、ピタス、ブルラン、キナバタガン、ラハッド・ダトゥ、コタ・マルドゥ、サンダカン、トゥルピド、トンゴドの各郡。このほか、タワウやナバワン郡の野生イノシシや豚の死骸からもウィルスが発見されているという。4月18日現在で535頭の豚がASFで死亡した。
同州政府は養豚場などに啓発活動を行っているほか、豚や豚製品を他の地区に運搬する場合は特別な許可書を取得することを求める新たな規定も導入。ASFウィルスが発見された養豚場は7日間の閉鎖を命じられることにもなる。