政府 無謀な運転手に実刑を検討
2017.11.30 政治・社会リアウ運輸相は、無謀な運転で死亡事故を起こした場合、運転手を逮捕して実刑判決を下せるよう制度改革を進める意向を示した。マレーシアの死亡交通事故件数は依然として多く、政府が対応に乗り出した。
現状では、他の車の運転手や歩行者を死亡させる事故を起こしても実刑判決を受けることはなく、示談や運転免許の失効などの措置に留まっている。
運輸省はすでに閣議案件として取り上げており、内閣が承認した場合、実施に向けて必要な法整備をする。交通安全を推進する団体、ロード・セイフティ・リサーチのリー会長は、「無謀な運転で、道路利用者や歩行者が危険な目に遭っている。実刑判決は必要だ」と歓迎の意を示した。(Mtown)