治安部隊 サバ州沖合でテロリスト1人を射殺
2017.12.14 政治・社会サバ州警察は4日、フィリピン南部の武装組織「アブサヤフ」のアブ・パリヤク容疑者を射殺した。同州海岸沿いで2014年から誘拐や略奪の犯行を繰り返していた容疑者。
死亡した同容疑者は同州東海岸で国境を越えて犯罪を繰り返す犯罪組織「レミーグループ」の諜報部員でもあった。同日午前3時ごろに治安部隊がボートを発見したところ、ボートから発砲を受けたために応戦して、同容疑者を射殺した。ボートからはライフル銃などが見つかった。同容疑者は軍や警察の動きをラハド・ダトゥ郡沖合のカントン・カルガン島付近で監視していたとみられる。
同州周辺では今年に入って誘拐事件は発生していない。このため、同州警察や治安部隊は厳戒態勢を緩和しているが、今後も警戒は続けるという。(Mtown)