テロ容疑で7人逮捕 ジョホールとサバ両州で
2018.04.05 政治・社会フジ警察長官は3月24日、非イスラム教の宗教施設への襲撃を企てた容疑などでジョホール州とサバ州で7人を逮捕したことを明らかにした。2月27日~3月15日にテロ対策部が実施した捜査によるもので、容疑者はマレーシア国籍の6人、フィリピン国籍の1人だった。
ジョホール州ではマレーシア国籍の6人が逮捕され、いずれも国際テロ組織「イスラム国(IS)」系列の組織に属していた。このグループでは襲撃計画や勧誘、監視、武器の調達の役割分担がなされていた。活動資金は麻薬の売買によるもので、関連先を家宅捜査したところ末端価格数百万リンギ相当の麻薬も発見された。同州ではこれに関連してインドネシア人1人も逮捕された。容疑者らは通常は技術者や警備員などとして勤務していたという。
また、サバ州で捕まった1人はイスラム系過激派組織「アブ・サヤフ」に影響を受けたフィリピン国籍の男(31)で、同組織を支援していたという。(Mtown)