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政府が総額62億リンギ提示 高速道路4路線の買収案

2019.07.04 政治・社会

連邦政府は、首都圏を走る有料高速道路4路線について運営業者のガムダに対し総額62億リンギでの買収案を提示した。与党連合・希望同盟(PH)政権は、昨年5月の総選挙にあたって高速道路の無料化を公約に掲げていた。

買収対象となっている路線と提示額は、▽ダマンサラ~プチョン高速道(LDP、24億7000万リンギ)▽SPRINT高速道(19億8400万リンギ)▽シャアラム高速道(KESAS、13億7700万リンギ)▽SMARTトンネル(3億6900万リンギ)の4路線。

それぞれ▽リンカラン・トランス・コタ・ホールディングス(LITRAK)▽システム・ペンユライアン・トラフィク・KL・バラット・ホールウィングス▽ケサス・ホールディングス(SPRINT)▽シャリカット・メングルス・アイル・バンジル・ダン・テロウォン(SMART)が運営しており、ガムダがそれぞれ44%、50%、70%、50%を出資している。

LITRAKとSPRINTへの買収提案は7月12日まで有効となっており、政府は年内の買収完了を目指すとしている。

リム・グアンエン財務相は、4路線を国有化することで運営業者に支払う補償金が53億リンギが節約できると指摘。国民にとって利益になると強調した。政府は今年2月、買収完了後に現在の料金メカニズムを廃止し、午後11時から午前5時までのオフピーク時間を無料、ピーク時の6時間は据え置き、その他の時間帯は最大30%の引き下げとする方針を示していた。(アジアインフォネット6月25日付)

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