米国人女性歌手を逮捕　 興行ビザの未申請で

米国の若手女性歌手マギー・リンデマンさん（20）が６月21日、演奏中に逮捕されていたことがわかった。アーティスト向けのビザ申請をしておらず、演奏をしたため。主催者側は代行業者を批判している。

マギーさんは同日午後９時半ごろにクアラルンプール市内にある商業施設「パブリカ」内にあるライブを楽しめるレストラン「ザ・ビー」で演奏していた。しかし、入管職員が踏み込み、マギーさんのビザの不備で逮捕・連行した。この際にはほかに米国人２人とマレーシア人２人も逮捕された。密告により踏み込んだという。

翌日に釈放はされたが、ベトナムとシンガポールの東南アジアツアーはキャンセルとなった。

主催者側は、査証の代行業者が当局から確認をもらったと伝えられていた。査証についても問題ないのだろうとの認識だったといい、代行業者を批判している。

歌手などアーティストが演奏などをする場合は「プロフェッショナル・ビザ」を取得する必要がある。先日もコスプレ大会に出演しようとした日本人３人も査証を取得していなかったとの理由で逮捕されている。