ダイビング中に爆弾破裂 3人死亡で10人逮捕
2019.07.18 政治・社会サバ州スンプルナのクラプアン島近くで7月5日、漁師が漁ろうのために落とした爆弾でダイビングをしていた3人が死亡する事故があった。9日までに手製の爆弾を所持していた漁師ら10人を逮捕した。
死亡したのはインストラクター1人と中国からの観光客2人。事故は5日午後2時半から3時半の間に深水約6メートルのところで発生した。
事故当時は船で沖合まで出航し、船には観光客3人を含めた5人が乗っていた。しかし、この3人は爆弾が破裂した音は聞こえなかったと警察に供述している。
死亡したインストラクターは潜水直前、船主に追加の酸素タンクを陸から持ってくるよう指示。船が約1時間後に同じ場所に戻ってくると海中から泡が大量に発生し、遺体も上がってきたという。
その後、船主は陸のダイバーに連絡して遺体を回収した。
逮捕された10人は火薬使用許可証などを所持していなかった。警察はボート95艘を捜索していた。
サバ州の島々ではいまだに漁師が爆弾をつかって漁ろうする風習が残っている。過去にもダイバーが死亡する事故が起きている。