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クアラルンプール市役所(DBKL)のノル・ヒシャム市長は7月21日、毎週日曜午前に限り中心部への車の乗り入れ禁止を検討していることを明らかにした。市が掲げている低炭素社会を目指すための一環となる。
DBKLでは現在、毎月第1と第3日曜日午前7~9時は車の乗り入れが禁止されており、これを拡大させたい意向だ。
DBKLは2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量を現状のまま推移した場合と比べて70%を削減することを目標とする「クアラルンプール低炭素社会ブループリント2030」に沿って、2013年から「KLカーフリー・モーニング」を毎月開催。市役所周辺からツインタワーまでの間の主要道路7キロを封鎖し、スケートボードやジョギング、サイクリング、散歩を楽しめるようになっている。ヒシャム市長は「毎回3000人が道路で楽しんでいる」と述べた。
ヒシャム市長はまた「スティアワンサ地区での新たなバス路線の開通により、中心部への車の乗り入れは毎日500台分は減っているだろう」と排気ガス削減の成果を強調している。
なおマレーシアでは、ジョホールバル郊外のイスカンダル経済特区で「イスカンダル開発地域における2025年に向けた低炭素社会ブループリント」が、地域レベルの実際的な低炭素社会計画づくりとしてASEAN初の例となり2014年に策定されている。
このケースではマレーシア工科大学とともに京都大学が国際研究チームとして参画している。