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長期滞在を希望する外国人向けのスキーム「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラムの審査手続きがかねて遅延していた問題について、モハマディン・ケタピ観光芸術文化相はこのほど、「昨年内に手続きが進んでいなかった3700件のうち、9割の審査が完了した」と述べた。
MM2Hの手続き迅速化に向けては、内閣が出入国管理局をはじめとする複数省庁が関与する審査委員会を設置。大量の未処理分を審査するために努力している。なお、観光芸術文化省は秘書役の機能を担う。
審査委員会が発足する前は、昨年9月以降に申請された4000件を超える案件についての審査が滞っていた。ケタピ観光芸術文化相はさらに、今年に入ってから3月までの間、新たに1900件もの申請があったと明らかにしている。
本来であれば、MM2Hの申請から受領までは約90日程度なのだという。
同相はさらに、MM2Hプログラムの発足から現在までの承認件数について明らかにした。それによると、131カ国の4万3943人が承認を受けており、国別で最多は中国の1万3892人だという。また、日本は2番目に多く4882人。次いで、バングラデシュ、英国、韓国、シンガポール、台湾の順となっている。
また制度発足以来の経済効果は183億リンギに達する他、出入国管理局はビザの申請料収入でこれまでに1670万リンギを手にしているということだ。