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今年1月に就任した第16代マレーシア国王、アル・スルタン・アブドラ・リアヤトゥッディンの正式な即位式が7月30日午前、王宮で行なわれた。
即位式にはマハティール首相をはじめ、閣僚、各州のスルタン、州知事のほか、ブルネイ国王やアラブ首長国連邦(UAE)の首長国のひとつであるアブダビの皇太子も参加した。
新国王は即位スピーチのなかで、「国民の団結と融和が国の柱であり、力であるとして、民族や宗教にかかわらず、団結と寛容を高めるために努力をしていく」と強調した。
新国王はパハン州のスルタンで、1959年7月30日生まれ。英語教育の小学校と中等学校に通い、その後英国のオックスフォード大学ウォーススター・カレッジなどに入学。国際関係学学士。9人の子どもに恵まれている。
新国王はクランタン州スルタン・ムハンマド5世の突然の退位により1月24日の統治者会議で選ばれた。パハン州の第6代スルタンとしてはその前週の1月15日に就任。これは父のスルタン・アフマド・シャーが健康不良で退位したために就任したのだが、スルタン就任直後に国王にも就任するという異例の形となった。なお、父のスルタン・アフマド・シャーは今年5月22日に崩御した。
新国王の任期は2023年1月までとなる。
ナジブ前首相、即位式は欠席
ナジブ前首相は30日の国王即位式を欠席した。前首相によると、本来は首相経験者専用の席に座る予定でいたが、式当日の午前6時半に電話で「パハン州の要人席」に変更になったことを知らされたといつ。
首相経験者用の席とパハン州の要人席では式典用の衣装が異なるため、欠席せざるを得なかったと釈明した。
前首相は同州プカン選挙区の議員。パハン州の衣装はプカンの自宅にあったため、取り寄せることができなかったという。