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シンガポールで不法滞在23年 マレーシア国籍の華人が禁固刑

2019.10.01 政治・社会

シンガポールの国家裁判所は8月30日、同国で23年にもわたって不法滞在していたマレーシア国籍のチョー・ジュアンスアン被告(64)に禁固6カ月を言い渡した。判決には「むち打ち3回の刑」も含まれたが、同国では50歳以上のむち打ち刑は禁止されており、代わりに罰金2000シンガポールドルが科される。

同被告は昨年11月に身分証を提示できなかったために移民局職員によって逮捕されていた。

公判で明らかになったところによると、被告は1995年7月ごろにシンガポールに不法入国。当局の調べでは同年7月6日を出国して翌日にマレーシアに入国した記録があるが、それ以降の記録はないという。

被告は妻と子どものために不法入国して滞在していたと認めている。子どもは当時3歳だったという。妻の国籍は明らかにされていないが、子どもはシンガポール国籍で、兵役にも就いていた。

被告側は禁固4カ月を求めていたが、検察側は看過できないと主張していた。

刑に服した後、病気を患っている被告が国外追放になるかどうかは明らかになっていない。

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