シバクマル人的資源相は8月26日、来年にも導入される見通しの新たな賃金制度について、最低賃金は据え置くと明言した。同日行われた記者会見で明らかにした。
英字新聞ザ・サン・デイリーによると、同相は会見で「最低賃金はベースラインであって、引き下げることはない」とした上で、同制度の導入で労働者の生産性を向上させ、雇用主にも利益をもたらすだろうと述べた。
また、「この制度はすべての民間企業に対して強制するものではない」としつつも、「制度導入の利点に企業側は徐々に気づき、導入を検討することになるだろう」とも語った。
新たな賃金制度をめぐっては、先にアンワル・イブラヒム首相が、技能の向上と生産性の改善によって労働者の賃金を引き上げる賃金体系になると説明。2024年度予算案に盛り込み、来年4月以降に導入させたい意向を示している。
このほか、同相は会見で、「賃金広告法」の草案を検討していることも明らかにした。雇用主が給与水準を求人広告に掲載することを義務付けるもので、より透明性を高めたいとしている。