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タイ・カンボジア、ASEAN外相会議出席で合意 — 紛争緩和の対話を促進

タイ・カンボジア、ASEAN外相会議出席で合意 — 紛争緩和の対話を促進

2025.12.18 政治・社会

 マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は17日、タイとカンボジアが来週クアラルンプールで開催されるASEAN(東南アジア諸国連合)外相特別会議に出席することで合意したと明らかにした。会議は12月22日に予定されており、両国間の国境緊張の緩和とさらなるエスカレートの回避を目指す取り組みの一環となる。

当初、外相会議は12月16日に開催される予定だったが、参加各国から「緊張が和らぐ前に早すぎる」との意見が出たため延期され、12月22日に改めて開催される運びとなった。アンワル首相は会見で、両国が対立を激化させる前線攻勢を直ちに停止し、可能なら即時停戦を目指すべきだとASEANとして働きかける意向を示した。

アンワル首相はまた、マレーシアはASEAN加盟国の外相に指示を出す立場にはないものの、日々緊密に連絡を取りあいながら対話を促進していると説明した。会議にはASEAN観察団の派遣も予定され、マレーシア軍首脳も国境付近での協議のため現地入りする見込みだという。

両国は今年10月にクアラルンプールで締結した和平協定をめぐる緊張が続く中で対話を再開することになる。アンワル首相は、平和的な解決に向けた前向きな姿勢が両国首相から示されているとして、12月22日までに理解が得られることを期待していると語った。

今回の外相会議は、東南アジア地域における平和と安定の確保に向けたASEANの役割を強調するとともに、関係国間の対話の機会を提供する場となる見込みだ。

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