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マレーシア政府は、AIが作成したコンテンツに「AI作成」の表示を義務付ける方針を検討している。
2024年末の施行が見込まれる「オンライン安全法」の下で規定される可能性があり、フェイク動画や偽情報、詐欺などへの悪用を防ぐ狙いだ。
ファーミ・ファズィル通信相は、SNSなどでのAI悪用が深刻化する中、AI生成コンテンツの明確な表示は不可欠だと強調した。
既に一部のSNSプラットフォームは自主的に表示を始めており、今後はASEAN域内での連携も視野に入れるという。
ただ、ファーミ氏は、AIによる偽画像や動画拡散の規制に関し「国際的に十分なガイドラインはまだ存在しない」と述べ、国連(UN)や国際電気通信連合(ITU)でも議論が続いていると説明した。
ジュネーブで開かれた「AI for Good グローバルサミット」に出席した際も、AI規制の責任主体を巡り活発な意見交換があったという。
また同氏は「AIは人間の役割を完全に代替できるものではない」と述べ、特にα世代(Gen Alpha)など若い世代に対し、AIの利点や課題、限界を正しく理解するよう呼びかけた。