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マレーシアは、人工知能(AI)を活用して交通システムの安全性と効率性を高める取り組みを進めている。
韓国・水原市で開催された「2025年ITSアジア太平洋フォーラム」で、公共事業大臣のアレクサンダー・ナンタ・リンギ氏は、マレーシアがAI技術を道路管理に積極的に導入していると発表した。
ドローンやセンサー、IoTを活用し、道路の損傷をリアルタイムで検出。
AIがデータを分析することで、修復が必要な箇所の特定や将来の損傷予測が可能になっている。
同国では現在、「ITSロードマップ2030」を策定中であり、安全・持続可能でつながりのある交通網の実現を目指している。
計画の柱は、スマートモビリティの推進、環境に優しい移動手段、交通のデジタル化、安全な交通環境、そしてデータ活用の5つ。
さらに、自動運転車や電気バスの導入、マルチレーン・フリーフロー(MLFF)システム、国家インテリジェント交通管理センター(NITMC)の設立なども進められている。
ナンタ大臣は、これらの取り組みを通じて、マレーシアが「ハイパーコネクテッド都市」への発展を目指していると語った。