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マレーシアの首都クアラルンプールで開幕した第47回ASEAN首脳会議および関連首脳会議の初日には、外交・安全保障・儀礼的イベントが目白押しとなった。これには、紛争終結を巡る合意から米国大統領による華やかな歓迎パフォーマンスまで含まれる。
首脳会合の場で、タイと カンボジアによる国境紛争の緊張緩和を目的とした歴史的な和平協定(「KL Peace Accord」)が署名された。ASEAN内での協調的な安全保障姿勢を象徴する出来事として注目された。
また、この日は Donald Trump 米大統領も出席し、協定の目撃者となった。
今回、Timor-Leste(東ティモール)が正式にASEANの第11加盟国となり、約25年ぶりの拡大となった。地域統合の新たな一歩として評価されている。
東ティモールの首相は「独立以来の苦難と復興の道のりを経て、ここに立つ」と語った。
クアラルンプール国際空港での歓迎セレモニーでは、トランプ米大統領がレッドカーペット上でヒップスウェイとリズムに合わせた動きを見せ、華やかな“ダンス”を披露。政治的儀礼にエンターテイメント的要素が加わった演出として、大きな話題を呼んだ。
また、米大統領専用車「キャデラック・ワン(“The Beast”)」がクアラルンプールに姿を現したのも初となった。
ASEANに伴い、会場付近の公共交通網に影響が出た。朝の通勤時間帯に、Rapid KL運営のLRT(高架鉄道)駅の一部が安全措置として一時閉鎖され、利用者に混乱も生じた。
本首脳会議は、外交と政策だけでなく、演出や製造・物流といった実務レベルでの協議・調整も多岐にわたるものとなっている。今後の議題には、経済連携・安全保障・海上ルートの確保・グリーン転換などが並んでおり、今回の初日の動きはそれらを占う上でも重要な“前振り”と見られる。
今後の展開にも引き続き注目したい。