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マレーシアのアンワル・イブラヒム首相が、イタリア、フランス、ブラジルの三カ国を歴訪する7日間の公式訪問に出発することを首相府が発表した。
訪問期間は7月1日から7日までで、昨年これら三カ国との間で合計509億1000万リンギの貿易額を記録した背景を踏まえ、経済、貿易、戦略的関係の強化が狙いとされる。
首相はローマではイタリアのメローニ首相と単独会談を行い、経済、防衛技術、エネルギー分野における協力強化や、ASEAN・イタリア開発パートナーシップ、ASEAN・EU対話関係、中東情勢など国際課題について意見を交わす予定だ。
また、2025年のASEAN議長国を務めるマレーシアの優先課題や地域・世界の課題解決に向けた取り組みについても説明する。
さらに、マレーシア・イタリア経済パートナーシップ円卓会議を主宰し、両国企業間の貿易・投資機会を模索するほか、現地ムスリムコミュニティや在伊マレーシア人とも交流する計画だ。
パリではマクロン仏大統領との会談が予定され、貿易、技術、教育分野の協力が議題となるほか、仏主要産業界との円卓会議や、7月4日にソルボンヌ大学での講演も予定されている。
ブラジル・リオデジャネイロでは、ブラジルのルラ大統領の招待でBRICSサミットに出席し、国際法やAIガバナンス、気候変動などをテーマに議論を行う。
マレーシアは今年1月にBRICSパートナー国の地位を正式に取得しており、ASEAN議長国としての立場を活かす方針だ。
今回の訪問には閣僚や、カザナ、テナガ・ナショナル、マイバンク、CIMB、エアアジア、サンウェイ、ウエストスターなど有力企業を含むビジネス代表団も同行し、現地での投資機会拡大を目指す。
移動は効率性と経済性を重視し、政府専用機ではなくマレーシア航空のチャーター便が利用され、ビジネス代表団は自己負担での参加となる。