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マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は本日、「国民へ感謝の意」を示す特別演説の中で、生活費の高騰に対処するための4つの主要施策を発表した。
1. 18歳以上の全マレーシア国民にRM100を一括支給
この支援金は「Sumbangan Asas Rahmah(SARA)」プログラムの一環として実施され、MyKadを通じて配布される。支給されたRM100は、2025年8月31日から12月31日までの期間中、全国4,100以上の提携店舗で生活必需品の購入に利用可能となる。
2. RON95ガソリン価格を6セント引き下げ、1リットルあたりRM1.99に
政府が長らく準備してきたRON95のターゲット型補助金制度が、2025年9月末までに導入される見通し。
新しい価格設定により、車やバイクの所有者、ギグワーカー、16歳以上の若者を含む約1,800万人のマレーシア国民が恩恵を受けると見込まれている。
3. 9月15日(月)を特別公休日に指定、マレーシア・デーと連休に
今年のマレーシア・デー(9月16日・火曜日)に合わせて、9月15日(月曜日)を特別公休日とすることが発表された。
アンワル首相は「この休暇は、国家の統一と独自性を祝うためのものであり、国民が帰省して家族の絆を深めたり、国内旅行を楽しむ機会として活用してほしい」と述べた。
4. 高速道路10路線の通行料金引き上げを延期
政府は通行料金の現状維持のために5億リンギ以上を負担し、予定されていた10路線での料金引き上げを見送ることを決定した。
対象となる高速道路は以下の通り:
- Senai-Desaru Expressway (SDE)
- East Coast Expressway 2 (LPT2)
- South Klang Valley Expressway (SKVE)
- Butterworth Outer Ring Road (LLB)
- KL-Putrajaya Expressway (MEX)
アンワル首相は、これらの施策が国民の暮らしを少しでも楽にし、経済の活性化にもつながることを期待していると強調した。