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7月24日に始まったカンボジアとタイの国境紛争により、これまでに35人以上が死亡、27万人以上が避難を余儀なくされた中、両国はマレーシアのアンワル・イブラヒム首相の仲介により、本日午前0時からの即時かつ無条件の停戦に合意した。
アンワル首相はクアラルンプールで開催された三者会談後の共同記者会見で、「これは緊張緩和と平和・安全の回復に向けた重要な第一歩だ」と述べ、両国の首相、外相、防衛相間の直接対話再開にも合意がなされたと発表した。
また、マレーシア、カンボジア、タイの外相および防衛相に対し、停戦の履行・検証・報告のための詳細な仕組みを策定するよう指示が出された。
このメカニズムは、持続的な平和と説明責任の基盤となるという。
本日午前に地域司令官による非公式会合、さらに両国の合意が得られれば、各国防衛駐在武官を交えた会合も予定されている。
また、8月4日にはカンボジアで国境問題に関する合同委員会(GBC)会合が開かれる見通しだ。
タイのプンタム首相代行は「この停戦が誠実に履行されることを願っている」と述べ、平和的解決への意欲を示した。カンボジアのフン・マネット首相も、「この合意が将来の緊張緩和と対話への道を開く」と述べ、アンワル首相の迅速な対応に謝意を表した。
今回の協議は、2025年のASEAN議長国であるマレーシアの主導で開催され、米国と中国の駐マレーシア大使も同席。米国のトランプ大統領は、両国に対し「戦闘をやめなければ貿易協定を締結しない」と伝えたと明かしている。