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オーストラリア政府は、2026年から東南アジア各国からの留学生受け入れを拡大する新たな施策を発表した。
これにより、マレーシアの学生が同国の大学で学ぶ機会が増え、長年続く両国の高等教育分野での連携がさらに強化される見通しだ。
駐マレーシア・オーストラリア高等弁務官ダニエル・ハイネッケ氏は、マレーシアとオーストラリアは数十年にわたり高等教育で強固な協力関係を築いており、現在も1万3,000人以上のマレーシア人がオーストラリアで学んでいると述べた。
これまでに約50万人のマレーシア人が同国の教育機関で学び、国内にはモナシュ大学、カーティン大学、スウィンバーン工科大学、ウーロンゴン大学の分校が開設されている。
8月4日に発表された新制度では、2026年の国際学生受け入れ上限を29万5,000人とし、2025年比で9%増加させる。
さらに、大学が東南アジアとの関係強化を示せば、受け入れ枠の追加申請も可能となる。
改革の一環として、留学生と国内学生双方に安全な宿泊施設を確保するため、大学に追加の学生宿舎提供も義務づける。
オーストラリア政府は、これらの施策を「Invested: Australia’s Southeast Asia Economic Strategy to 2040(インベステッド:オーストラリアの東南アジア経済戦略2040)」に沿った、東南アジアとの関係深化への取り組みと位置づけている。