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マレーシアでハリラヤ(断食明け大祭)を中心とした祝祭シーズンが、観光需要の拡大につながっている。伝統文化や多民族社会ならではの祝祭体験が、国内外の旅行者を引き付けている。
観光当局によると、ハリラヤ期間中は「オープンハウス」と呼ばれる家庭開放行事や伝統料理、礼拝などを体験できることから、外国人観光客にとっても魅力的な観光資源となっている。多文化社会の中で祝祭に触れられる点が高く評価されている。
こうした需要を背景に、マレーシア観光は2025年に大きく回復。観光省の統計によると、訪問者数は近隣アジア諸国を中心に増加した。主な訪問国・地域は以下の通り。
特にシンガポールからの訪問者が突出して多く、地理的近接性や陸路移動の利便性が観光需要を支えている。一方で、中国やインドなどの中長距離市場も回復基調にある。
また、モスク見学や文化体験ツアーなども人気を集めており、宗教や建築、地域社会への理解を深める観光コンテンツとして注目されている。
政府は2026年の観光振興策に向け、こうした祝祭や文化体験を組み込んだ観光商品の開発を業界に呼びかけている。ハラル対応の食事や礼拝施設が整った「ムスリム・フレンドリー」な環境も強みとして、さらなる訪問客の拡大を図る方針だ。
観光業界では、ラマダンからハリラヤにかけての期間が、マレーシアの魅力を国際的に発信する重要な機会になるとの見方が広がっている。