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マレーシアでは、厳しい法律にもかかわらず、数万台の車両が自動車保険に未加入のまま運行されていることが、車両盗難・事故削減協議会(VTAREC)の調査で明らかになった。
VTARECのマス・ティナ・アブドゥル・ハミッドコーディネーターによると、2023年の道路事故74万件を調査した結果、事故による損害賠償請求が行われたのは40%にあたる29万9千件のみであることがわかった。
この調査では、保険に加入していないために保険請求をしなかった可能性があることが示唆された。
マス・ティナ氏は、車両保険は事故における修理費用の補償だけでなく、負傷者や死亡者の家族への賠償金も含まれているため、保険未加入は深刻な問題であると指摘した。
また、事故による死亡者は年間平均6,000人に達し、そのうち70%がバイクの運転手や同乗者であることがわかった。
一方、事故の原因となったのは、67%が車両、20%が商業車両であるという。バイクの運転手だけでなく、車の運転手にも道路安全についての意識向上が必要だと述べた。
昨年、保険業界では26万6,716件の事故保険請求があり、2023年の29万9,657件から11%減少したことが報告された。
VTARECは、今後も事故削減と保険加入促進に向けた啓発活動を続けていくと述べた。