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マレーシアは2021年から2025年3月までに、合計3,107億リンギのデジタル投資を誘致し、政府目標(1,300億リンギ)の2倍以上を達成した。
これにより、クラウド技術やAI、サイバーセキュリティなどの分野で9万2,000件超の雇用が創出された。
この成果は、マレーシア投資開発庁(MIDA)とマレーシア・デジタル経済公社(MDEC)が連携して設立した「デジタル投資オフィス(DIO)」の支援によるもの。MIDAのシク・シャムスルCEOは、マレーシアが「データセンター2.0」時代の先頭に立ち、量子コンピューティングや生成AIなどの分野でも成長していると語った。
2025年第1四半期には、898億リンギのデジタル関連投資が承認され、そのうち351億リンギはICT分野に集中。
今後も投資の増加が見込まれている。
一方、ホンリョン投資銀行のリーCEOは、マレーシアが中立で安定したAI・データ拠点としての地位を確立するためには、エネルギー効率の高いインフラ整備と未来志向の政策が不可欠だと指摘。
GoogleやMicrosoft、AWSなどの大手も同国への投資を強化しているという。
さらに、マレーシアはASEAN地域のデータセンター投資の38%を占め、来年には市場シェアが40%を超える可能性があると不動産大手JLLは予測している。
リー氏は「適切な戦略で世界的な不確実性をチャンスに変え、ASEANのデジタル中核国になれる」と述べた。