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マレーシアのアフマド・ザヒド副首相は2日、宗教間の寛容さを強化し、道徳観や礼拝所の安全確保により一層の重点を置く必要があると訴えた。多様な宗教が共存する社会の安定と調和を維持するため、政府として包括的な対策を進める意向を示している。
ザヒド副首相は声明で、宗教的寛容の促進が国の調和を支える重要な柱であると指摘。また、礼拝や宗教活動が行われる場所について、物理的な安全対策とコミュニティの交流の場としての役割の両面から整備を進める必要があると強調した。
加えて、社会全体の道徳的価値観の育成にも言及し、個々の信仰や文化への尊重を深めることが多文化社会の安定につながるとの見解を示した。宗教的価値観が社会生活における抑止力や倫理観の基盤として機能するよう、教育や啓発活動の強化も進められる見通しだ。
マレーシアはイスラム教を国教としながらも、仏教・ヒンズー教・キリスト教など他の宗教が共存する多宗教国家であり、宗教間の調和は長年にわたる国の安定にとって重要な課題となっている。ザヒド氏の呼びかけは、こうした背景を踏まえたものとみられる。
政府は引き続き宗教団体やコミュニティと協力しながら、寛容の促進と信仰の自由の尊重を両立させる方策を模索する方針だ。