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マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)は、11月19日に新たな災害警報システム「セル・ブロードキャスト・システム(Cell Broadcast System=CBS)」の試験配信を実施すると発表した。洪水などの災害発生時に、危険地域にいる住民へ迅速に警報を届けることを目的としている。
試験は、セランゴール州、クアラルンプール、クランタン州、パハン州など、洪水リスクが高い地域の一部で実施する予定だ。
CBSは、携帯電話の基地局を通じて特定の地域にいるスマートフォン利用者へ警報を一斉送信する仕組み。通常のSMSとは異なり、対象地域にいる多数の利用者に対して短時間で情報を伝えることができる。
警報を受信したスマートフォンには、災害に関するメッセージが表示されるほか、大きな警告音が鳴る可能性がある。利用者がマナーモードに設定している場合でも、警告音が鳴ることがある。
MCMCは、今回の配信はあくまでシステムの動作を確認するための試験であり、実際に災害が発生したことを知らせるものではないと説明している。
マレーシアでは年末にかけて北東モンスーンの影響で洪水が発生しやすくなるため、政府は災害時の情報伝達体制の強化を進めている。
MCMCは、試験配信を通じて警報の到達状況やシステムの有効性を確認し、今後の本格運用に向けた準備を進める方針だ。