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マレーシア・ペナン州は、ドリアンの収穫シーズン(5月~8月)に合わせて、同州のドリアン観光をインド、オーストラリア、ヨーロッパ、中東など新たな国際市場に拡大する方針を発表した。
州観光・創造経済委員会のウォン・ホン・ワイ委員長は、これらの地域からの観光客が新たなターゲットとなると述べ、特にペナンへの直行便の就航が追い風となると期待を示した。
ペナン州は、これまでASEAN諸国、中国、香港などの大規模な市場を中心にドリアン観光を推進してきたが、今年からはインドや中東市場への拡大を図っている。
観光客は、現地の農園で新鮮なドリアンを手頃な価格で楽しむことができ、また観光地も併せて訪れることができる。
州は、ペナンフルーツ栽培者協会と連携し、観光客向けにドリアンの紹介パンフレットを作成し、ペナン国際空港で配布している。
バリック・プラウをはじめ、テロック・バハン、ブキット・マーチャム、スンガイ・バカップ、セベラン・プライなどのドリアン生産地も観光地として紹介されている。
また、州は農園オーナーやホテルと協力し、国際観光客向けにドリアン試食パッケージを提供している。
ホテルでは、ビーチサイドやプールサイドでのオープンエアのドリアン試食セッションも開催されており、農園ベースの試食パッケージは1人当たり80~100リンギで提供されている。
ホテル業界関係者によると、6月から7月のピーク時には、特に中国、シンガポール、インドネシアからの観光客がドリアン体験を目的にペナンを訪れるため、ホテルの予約が40~50%増加すると見込まれている。