ホームマレーシアニュース8月から運行開始予定のETS電車、マレーシア全土を結ぶ鉄道網を強化
8月から運行開始予定のETS電車、マレーシア全土を結ぶ鉄道網を強化

8月から運行開始予定のETS電車、マレーシア全土を結ぶ鉄道網を強化

2025.03.24 政治・社会

2セットの新しい電動列車(ETS)が4月に到着予定で、必要な試運転を経て今年8月に運行を開始する見通しが明らかになった。
アントニー・ロケ運輸大臣は、ETSがマレーシア鉄道史における重要な成果であり、同鉄道がマレーシア全土を結ぶ路線として、北はタイ国境、南はシンガポール国境までを繋ぐことになると述べた。
 

ロケ大臣によると、中国から輸入される2セットの電車は、ペラ州バトゥガジャで8両編成として組み立てられ、南部のETS路線の完成を後押しする。
この新たなETS路線は、3月15日にジョホール州のセガマット駅で運行が開始されたことを受けて、さらに拡大する。
運行は段階的に行われ、第一段階はセガマット駅まで、第二段階はクラン駅まで、そして最終段階はジョホールバール・セントラル駅まで延伸される予定だ。


「全てのセットが完成するまで待つ必要はなく、完成したセットから順次運行を開始します」とロケ大臣は説明した。
これにより、利用者は迅速に新たな鉄道サービスを利用できるようになる。

また、ETSにはプレミアムなビジネスクラスも導入され、より快適な移動を提供する予定だ。
ビジネスクラスは、長距離移動をする乗客に向けた高級なサービスを提供し、従来のサービスと差別化を図る。


さらに、セガマット駅とバスターミナルを繋ぐ新しい橋の建設が決定し、RM30万の予算が承認された。
この橋の建設は、ラマダン後のアイディルフィトリを挟んで開始され、10月には完成する予定だ。


今回の新たな取り組みは、マレーシアの鉄道網をさらに発展させ、地域間の移動の効率化と便利さを向上させることが期待されている。
ETSの運行開始により、国全体の鉄道インフラの強化が進み、乗客の利便性が大きく向上するだろう。

Tweet Share
マラッカ、2026年「マレーシア訪問年」開始イベントの公式会場に決定
マラッカ、2026年「マレーシア訪問年」開始イベントの公式会場に決定
テイラーズ大学、ホスピタリティ分野で世界トップ20にランクイン
テイラーズ大学、ホスピタリティ分野で世界トップ20にランクイン

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア