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マレーシア政府系企業ナノマレーシア社(NanoMalaysia Bhd)は、ガソリン車やディーゼル車といった従来型車両(ICE)を電気自動車(EV)へ改造する取り組み「Revive」プログラムを推進しており、同社CEOのレザル・カイリ氏は、これが低コストかつ技術自立型の持続可能なモビリティ実現の鍵になると強調した。
レザル氏は「新車のEV購入に比べて改造費用は圧倒的に安く、既存の車両を活用することで環境負荷を軽減しつつ、経済的選択肢を提供できる」と述べた。
改造作業にはバッテリー設置、電動モーターの統合、配線、診断技術といった新たなスキルが必要とされ、技術者の雇用創出につながるという。
同社はすでに科学技術革新省の支援で「eMERGE」プロジェクト下において、プラサラナ社から提供されたディーゼルバス2台をEVへ改造し、道路認証の最終調整段階にあると明かした。
この改造型EV戦略は、2030年までに炭素強度45%削減、2050年までのカーボンニュートラル達成を目指すマレーシアの気候目標にも資する取り組みとされる。