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マレーシア・プトラハイツで発生したガスパイプライン爆発事故について、労働安全衛生局の調査で、事故原因はパイプ下の地盤の弱さだったことが明らかになった。
石油安全局のフスディン局長によると、パイプ下部を支える地盤が柔らかく湿っていたため、パイプが繰り返し動き(金属疲労を伴うサイクル荷重)亀裂が生じ、最終的に破断。
ガス漏れが発生し引火、爆発に至ったという。
金属組織分析では、徐々に進行した引張過荷重が主原因で延性破壊を招いたと判明した。
パイプ自体は技術基準を満たしており、表面での工事などが原因ではなかった。
警察も放火や過失は否定している。
爆発は午前8時過ぎに発生し、火柱は30メートル以上に達し、熱は最大1,000度に達した。
消火には約8時間を要し、現場には深さ9.8メートルの巨大な穴が残った。
被害は甚大で、150人が負傷、住宅や公共インフラが破壊され、500人以上が避難。
完全に焼失した住宅もあり、復旧には少なくとも2年を要する見通しだ。