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サイレンが鳴る意味とは クアラルンプール洪水早期警報の仕組み

サイレンが鳴る意味とは クアラルンプール洪水早期警報の仕組み

2026.01.08 政治・社会

 マレーシア首都圏では、突発的な集中豪雨が洪水リスクを高める中で、洪水対策としての早期警報システムが重要な役割を果たしている。洪水防止の抑止インフラ(堤防や貯水池、雨水排水設備)に加え、住民へ迅速に注意喚起を行うための 早期洪水警報システムが運用され、重大な被害の未然防止に寄与している。

このシステムは、マレーシア灌漑排水局が管理し、クアラルンプール都市圏に配置された 25の水位テレメトリ観測局 でリアルタイムに川の水位を監視する仕組みだ。各局には音響スピーカー、ソーラーパネル、サイレンシステム、警報・危険センサー、洪水計が備えられており、自動的に状況を監視し、必要に応じてサイレンと音声放送で住民に知らせる。

警報は2種類あり、水位が「警戒レベル」を超えた場合は ゆっくりした高音の警告サイレン が鳴り、水位が「危険レベル」に達すると 速い高音の危険サイレン が発動する。サイレンには必ずマレー語の音声放送が伴い、警告時には「川の水位が警戒ラインを超えた。避難の準備を」と、危険時には「川の水位が危険ラインを超えた。直ちに避難を」と住民に行動を促すメッセージが流れる。

システムはオフグリッドの太陽光パネルで稼働し、地形にもよるが最大 約2キロ圏内に警報を発信できる。このため、急激な水位上昇に対して住民に早めの避難準備や実際の避難行動を促せるのが特徴だ。サイレンが鳴った際は、屋外活動の中止や安全な場所への移動、重要書類や必需品の準備など、自治体やJPSが提供する公式情報に従った対応が推奨される。

このような先進的な警報システムは、洪水リスクが高まる気象状況の中で、住民の安全確保に貢献している。クアラルンプールでは気象情報アプリや公式SNSでもリアルタイムな洪水情報が配信されており、複合的な情報提供体制が整いつつあることが注目されている。

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