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マレーシア政府は12月1日、国内で流通しているインフルエンザワクチンの在庫が、2月まで十分であると発表した。保健副大臣 ダトゥク・ルカニスマン・アワン氏は、10月24日時点の製品登録保持者(PRH)からの報告に基づくとして、安定的な供給確保を明言した。
同氏によると、11月10日時点で公的医療機関には医療従事者向けに4,044回分、高齢者向けに2,881回分が確保されており、公的供給には問題がないとのこと。また、今年に入ってから輸入されたワクチンは合計で 2,609,235 回分にのぼり、11月25日と30日には合わせて 429,130 回分の納入があったと報告された。
一方で私的医療機関でのワクチン価格については、暴利や過度な上乗せがなされないよう、保健省と生活物価・国内貿易省が共同で厳重に監視を続けている。副大臣は、必要に応じて2026年予算案で補助の可能性も含め、今後も国民の負担軽減に努める意向を示した。
近年、インフルエンザの増加とワクチンへの需要の高まりを背景に、一部州では接種希望者が殺到し、供給不足が懸念されていた。しかし今回の発表により、年末年始にかけて流感予防接種を希望する人にとっては、比較的安心できる見通しとなった。政府は引き続きワクチンの安定供給と、公正な価格での流通管理に注力する。