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日本警察を装う詐欺グループ、マレーシアで19人逮捕

日本警察を装う詐欺グループ、マレーシアで19人逮捕

2025.06.04 政治・社会

マレーシア警察は、日本警察を装って詐欺行為を行っていた国際詐欺グループを摘発し、19人を逮捕した。
逮捕されたのは日本、中国、台湾などの国籍を持つ男女で、クアラルンプール近郊のカジャンとチェラスに拠点を構え、違法なコールセンターを運営していた。


カジャンの3階建て住宅とチェラスのコンドミニアムを家宅捜索した結果、日本警察の制服や徽章、犯行用のスクリプト、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、SIMカードなどの証拠を押収した。
グループは、日本の市民に対し「銀行口座が犯罪に使われた疑いがある」などと虚偽の情報を伝え、個人情報や資産の提供を強要していた。


犯人らはBria Mobileなどのアプリを利用して発信者番号を日本の警察署や行政機関の公式番号に偽装し、受信者に信頼感を与える手口を用いていた。
これにより、被害者は指示通りに暗号資産のアカウントに送金し、被害総額は数百万リンギにのぼるとみられている。


警察は、逮捕された容疑者に対し、刑法第120B(共謀)、1955年微罪法第29条(不正資産所持)、移民法第15条1項(不法滞在)などの容疑で捜査を進めている。
今後も詐欺グループに対する取り締まりを強化し、再発防止を図る方針を示した。


警察は市民に対し、電話やメッセージでの不審な指示には従わず、疑わしい連絡があった場合には速やかに通報するよう呼びかけている。

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