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第46回アセアン首脳会議および関連会議を経て、アセアン・GCC・中国経済フォーラム2025の開幕式でマレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、「今こそビジョンを現実に変える時だ」と産業界に行動を促した。
アンワル首相は、政治的安定、明確な経済方針、そして新技術や投資を後押しする環境が整備されたことに触れ、「我々リーダーは自らの責任を果たした。あとは企業の皆さんの出番だ」と述べた。
首相は、アセアンがGCC(湾岸協力会議)や中国との連携を戦略的に進めることは、経済の強靱性と地域の安定に直結すると強調。
GCC諸国のデジタル化、AI、再生可能エネルギー分野での取り組みを「中東のダイナモ」と高く評価した。
中国については、地域の平和への貢献意欲と技術・経済力を評価し、「中国は人類にとって重要な“公平と発展”に注力している」と述べた。
また、アセアン、GCC、中国の3者が「ガバナンスの透明性、経済の明確性、市民の権利保護」に関する共同声明に合意したことに触れ、「やればできるという証明だ」と語った。
中国の李強首相も同フォーラムで講演し、世界的な不確実性の中で協力の深化が必要だと指摘。
アセアン、GCC、中国が世界の人口と経済の約4分の1を占める一方で、世界貿易に占める割合はわずか5.4%に過ぎないとし、「未開拓の大きな可能性がある」と述べた。
李首相は「相互信頼と団結を深め、協力の質と量を高めることで、共通の課題を克服し、真の成長と繁栄につなげていくべきだ」と呼びかけた。