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手足口病(HFMD)の感染が全国的に急増しており、保護者や保育施設に対し、感染予防への注意が呼びかけられている。
内務省の発表によると、今年のこれまでの症例数は全国で99,601件となり、前年同期比で266%の大幅な増加を記録。
全体の約10%が集団感染によるもので、残りは個別に発生したケースとされている。
地域別では、セランゴール州が全体の27.2%を占めて最多。
次いでジョホール州(9.9%)、ペラ州(9.4%)、クランタン州(7.2%)、クアラルンプールおよびプトラジャヤ(6.9%)と続いている。
保育施設では感染拡大を防ぐため、施設の一時閉鎖や消毒作業、登園前の体調チェックなどの対策が取られている。
保護者にも、子どもの体調不良が見られた場合には登園を控えるよう求められている。
専門家は、感染源が保育施設外にあることが多く、家庭や公共の場での衛生管理が重要だと指摘。
特に、遊具や共有物の消毒、子どもとその持ち物の清潔を保つことが感染防止につながるとしている。
また、企業に対しては、保護者が子どもの看病に専念できるよう、在宅勤務や柔軟な勤務体制の導入が求められている。
感染は周期的に発生する傾向があるが、拡大を防ぐためには、家庭と保育施設、社会全体での連携と予防意識の向上が必要とされている。